とら子、スポーツクラブへ通うの巻。
運動は大好きだけど、筋トレは大嫌いな私。
そんな私が一度だけスポーツクラブに入会したことがある。
痩せ気味だったから体力が無く、疲れやすかった。
ここで筋肉をつけて、体力オバケになりたかった。
それと、なにか新しいことをやってみたくて。
毎年冬の終わりから春にかけて、入会者が激増するという。
夏に向けて良い体になってやろうという魂胆なんだろう。
スポーツクラブの扉を開けるとそこはーー
何とも不思議な空間だった。
奇怪な形のマシーンが並び、
壁に向かって黙々と走る人々、
進まない自転車を必死にこぐ人々、
重いものを持ち上げてぎゃーぎゃー騒いでいる人。
SMクラブ(行ったことないけど)のMだけを集めたような、
いや、自らこの苦痛を己に課すわけだからSも同時に内在しているのか、
しかし自らの体の変化を喜べる深い自己愛も必須だ、
などと考えつつ、
私は笑顔の筋肉お兄さんに案内してもらう。
見ているだけで筋肉が付きそうなマシーンを前に、やや興奮気味の私。
(こいつ…動くぞ?!)byアムロ
40も過ぎると驚くことが少なくなってくるが、
ここはなかなかの”わくわくスポット”である。
案内してくれている筋肉お兄さんは、
筋肉と対話しながら筋トレをするという。
筋トレは裏切らないとも言っていた。
そして自らの筋肉を動かしながら、
マシンが作用する部分の筋肉を教えてくれる。
適切な言葉が見つからない私。
とりあえず、飛び込んでみよう。
コロナなんてまだ想像もしない、2018年春だった。
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