パンツ一丁ブログ

心をパンツ一丁にして語る。傷の10コや20コ、いいじゃあーりませんか。

PTA、クラス役員。苦手な私がやってみた。

PTA、クラス役員。

保護者にとって恐怖でしかないこの存在。

誰もやりたくないのに、無くなればいいと皆が思っているのに、なぜかずっと存在し続ける。

息子が小5の時、私はPTAの役員になった。更にくじ引きで”副委員長”という地獄への切符を手にした。あの瞬間、目の前が真っ暗になったのを今でも覚えている。

当時、私は社会復帰を果たしたばかりで、フルタイムの仕事と家事育児との両立に苦戦していた。ここに加えてPTA。なぜなぜなぜなぜーーー

PTAにはどうでもいい仕事が山のようにあった。誰も何の疑問も抱かず、非効率に「労働力はタダ!」という認識の元、こき使われる。PTA室にはインターネットに繋がっていないパソコンが1台。サポートがはるか昔に切れたWindowsが入っている。
「PCにデータを保存することは禁止です。」との貼り紙。情報保護の観点から、USBに保存しろと言うことらしい。

・夏のプールのお知らせ
・ラジオ体操のお知らせ
・運動会の警備見回り表

これらの情報を必死に保護してどーするんだ?全校生徒に配るんだぞ?そもそもUSBがなぜ安全なんだ??落としたら終わりだぞ。

謎だらけのPTA。
悶々とする私。

長く使用している紙の名簿を、修正液で書き直していくという作業もあった。
何かの罰ゲームかと思った。

PTA主催の行事というのは沢山あり、その殆どが、地域の様々な会と共同で行われる。あまり参加者が集まらない企画もあり、役員たちが知人に電話をして参加者を確保する。(なんじゃそりゃ。)人が集まらない行事は無くせばいいと思うのだが、地域の老人会や青年団、何やかんや色々絡んで、小学校のPTAが決められることではないという。

行事はほぼ毎月のようにあるのだが、各行事の後には必ず「反省会」なるものがある。集会所に集まり、1~2分行事のことを述べたら、奥からビールが大量に運ばれてくる。そしてどこからともなく、ジジババが湧いてくる。青年団も結集。
気が付けば部屋は超満員。
ツマミまで整っている。
なるほど、これが”メイン行事”なのね。。

まぁ、知らないジジイ達とお酒を飲むのも楽しいけれど、月一は多い。毎回同じ話題で、毎回同じところで笑う。
ドリフ形式。
中にはPTAを何年もやっているママさんもいる。(結構いる。)
こんな大変なことを毎年やってくれるなんて、感謝せずにはいられない。
しかしそういう人たちに限って、「ずーっとこのやり方だから~」と変える気はゼロなのが難点。
やる気があって入ってきた人たちにも、「我々はもう全て分かってるからあなた達は従っていればいいのよ」というオーラを出しまくり、変革や進歩を許さない。

そしてPTAにいるとされる、”怖い人”。
いるいる。
でも少ない。
私の時は頭おかしいのが2名いた。
フラットな組織のはずなのに、上司と部下だと勘違いしている。
常に高圧的で、周りが言うことを聞くのが当たり前だと。

パワハラ騒動が起こった。実際に酷いものだったので、学校とPTA上層部を巻き込んで、キッチリ話しを付けた。その二人は役員から外された。この辺は意外と学校も協力的で、区のPTAも問題を起こしたくないので、対応してくれる。トロいけど。

変なヤツは確かにいたが、でも、その二人以外はみーんな良い人!
仲良く楽しくやろうね!という雰囲気に満ちている。
仕事を助け合うことも多々あった。
PTA、クラス役員になった人たち全員が「この一年を平穏無事に終えたい!」と思っているんだから。本来なら、上手くいかないわけないのよ。

ちなみに、PTAの一番辛いところは、人間関係ではない。超絶非効率、誰の為にもならない無駄な行事の数々、燃えるゴミにもならない無駄仕事の山。これらに耐え続けることなのだ。

怖いよね嫌だよね胃が痛いよね。

分かる!!

でも、大丈夫!

変な人は2人だけだったから。

他はみんな優しくて、楽しかったよ!(←楽しいは嘘。)