部屋が汚い息子の言い分。
中2の息子の部屋がいつも散らかっている。
プリントは産卵じゃなくて散乱し、教科書はぐちゃぐちゃに重ねられ、洋服は脱いだ形に置かれている。
まるで脱皮した蛇の抜け殻のように。
ありえん。
お菓子のゴミまで落ちている。
私はスッキリ暮らしたい人間なので、部屋を散らかしておいたことはないし、息子がなぜああ育ったのか、まるで見当がつかない。
私:「こんな散らかった部屋で寝るの、落ち着かなくない?」
息子:「寝るときは目閉じるから全然気にならない」
私:「…」
しかし事件は起こる。
こんなブラックホールで、物が無くならないわけがない。大事なものが次々に姿を消す。
私:「だから片付けろって言ってるでしょ!!」
すると息子がこんなことを言い出した。
「あのね、”エントロピー増大の法則”っていうのがあってね、部屋が散らかるのは自然の摂理なんだ。一度片付けても、100%散らかることは、もう決まってるんだ。だから余計な労力をかけたくないんだ。」
クソだ。答えがクソ過ぎる。
これが中2病と言うのか。反抗期と言うのか。
知らんけどなんでもいいから部屋を片付けろー!!