パンツ一丁ブログ

心をパンツ一丁にして語る。傷の10コや20コ、いいじゃあーりませんか。

もしかして毒親なのか?大人になって気付く。

私の家庭環境は、なかなかファンキーだった。

父は背が高くイケメンで、ビジネスの成功者で、明るくて面白くて、スキーもゴルフのピアノもトランペットも出来て。男はモテてなんぼ、稼いでなんぼ、浮気は男の甲斐性だ!と信じて疑わない人。

父:「家族にお金の苦労はさせない、だから俺は自由に生きる。」(←は?)

母は超美人で、めちゃくちゃ気が強くて、明るくて気さくな人。しかし頑固すぎて人の話を全く聞かないので、話し合いというものができない。そこは父も苦労をしたと思う。私も苦労した。

私が思うに父は、友達だったら最高に良いヤツ!なんだけど、最も結婚に向かない男だ。

一方、母は家にいるのが好きで、家族団らんを望む人だ。

そこで私は思う。

母は、なぜ父と結婚したのか?一番あかんタイプの男だろうよと。

そして、人生でトータル1時間も勉強したことがないであろう妹。不思議な思考回路の持ち主で、誰も理解が出来ない。頭カッチカチ。こいつがまた色んな問題を運んでくるわけだが。

極めつけは、母の10倍気が強い祖母(母方)。有名な着付けの先生で、美しく品の良いお婆ちゃんだが、ダメンズ好きのため結婚に失敗し、意図せずしてバリキャリになった。

そしてそして、ここが一番特殊なところ。

父には愛人がいて、そっちに8割だったかな。とにかく全然家に帰ってこない。

そしてここが一番アカンところで、「あんたが頑張ればパパはこっちに帰ってくるよ」母と祖母は、こう言って私に期待をし、頑張らせた。

これが後々、愛人にも子どもがいて、あんたはその子どもに負けるな、という意味だったことを知るんだけど。

小学生の私は純粋無垢だったから、頑張っちゃったのよね。

で、運が良いのか悪いのか、親の期待に応えられる程度には成績もよく、運動神経も良かった。

両親の不仲を見て見ぬ振りして無邪気を装える程度には気が利く子どもだった。

そして母は私を誤解した。

「この子は強い子なんだ。何を言っても大丈夫なんだ。傷つかないんだ。期待すれば応えてくれるんだ。私を助けてくれるんだ」と。

なわけねーだろ。

母の愚痴聞き、聞きたくない事も沢山聞き、慰めたりなだめたり。

子どもって、親が困っていると何とかして助けたいのよ。自分が苦しいとかそんなこと思わず、親のためにできることを探すのよね。

毒親を持った子どもの殆どが、小さい頃にこういう思いをしているんじゃないかな。

ある日、なんで妹には言わないんだろう?思い、聞いたことがある。すると母はこう答えた。「あの子には可哀想で言えないわ。子どもを傷つけたくない。あんたは強いから」と。

は?どういうこと?私も同じ子どもだよね?私も相当辛いのよ?

今思えば、そこから私と母の確執は始まったのかもしれない。

問題を多く抱えている割に、大事なことからは目をそらす!という性格のお陰か、家族仲は普通だった。パパが帰ってくれば楽しく一緒に夕飯を食べ、TVを見て笑い、色んな話もする。

異変が起こったのは、私に子どもが生まれて数年が経ってから。

あれ?なんであんな酷い事が子供に出来たんだろう?言えたんだろう?

もしかして母は、私のためと言いながら、あれって自分のためじゃない?

私と妹で、どうしてこんなに扱いが違うの?

少しずつ、何かが繋がってくる。

ちょっと待てよ、うちの親、毒親なのか?と。(←気付くの遅~い)