中学校の入学式。私、上手に親離れできるかしら?
中学校の入学式。
少し大きめの制服。
つい先日までランドセルを背負って、超ダサい校帽をかぶっていたのに、制服を着ると、急に大人びて見える。
同じ制服を着た男の子達がそこらじゅうにわらわら。
大きな講堂で式典が始まる。
生徒と保護者の席は離れていて、息子の姿はあまり見えないけれど、あの黒だかりの中にいる。
式では生徒一人一人名前が呼ばれ、一人ずつ返事をして起立をする。
息子の名前も呼ばれる。「はい!」と言って起立する。
たったこれだけのことだけど、親は緊張し、ホッとする。
なんか、息子が、とても遠くにいる。
どんどん遠くに行く気がする。
ここまで成長した姿を、心から誇りに思う。
本当に。
でも、なぜだかとても寂しい。
幼稚園の入園式、小学校の入学式。
中学校の入学式は、そのどちらとも全く違うものだ。
成長しました、
もっと成長していきます、
徐々に離れていきます、
少しずつ覚悟して下さい。
そんな風に言われているような気がした。
子どもを産んで、夢中で育てて、
バタバタバタバターー
はい中学校入学!
あっという間だった。(いや、うそ、長かった)
赤ん坊の頃は全然寝なくて、睡眠薬を盛ってやろうかと思った時もあった。
色んな事があり過ぎて、思い出せない。
私は上手に子離れが出来るだろうか?
きっとあの子は上手に親の手を離れていく。
とりあえず、息子、おめでとう。
青春の始まり始まり~~!